急性と慢性副鼻腔炎の違い

副鼻腔の炎症には二種類あり、それは急性と慢性に分けられます。

 

急性副鼻腔炎も症状として辛いものですが、慢性副鼻腔炎の方もかなり厄介です。

 

慢性副鼻腔炎の別名は蓄膿症です。

 

副鼻腔という場所に炎症が起きて膿が溜まる病気です。

 

ただ、いきなり健康な副鼻腔が炎症を起すことは無く、最初は風邪やアレルギー性鼻炎をきっかけとして起こります。

 

◆急性副鼻腔炎

鼻の中に風邪のウィルスや、花粉などが入ってくしゃみや鼻水の頻発症状が続くうちに、鼻腔に炎症が起きます。

 

これは鼻炎という状態です。

 

これを放置しておくと、炎症が副鼻腔まで広がり、副鼻腔の中も晴れてくる状態になります。

 

副鼻腔は直径2〜3oの自然口という小さな穴で鼻腔とつながっています。

 

鼻腔や副鼻腔が腫れると、この自然口が自ずと狭くなり、鼻腔と副鼻腔の間が詰まって通気が悪くなります。

 

そうすると副鼻腔の中の空気が澱み普通なら自然口から出ていくはずの副鼻腔内の分泌物が溜まるようになります。

 

その分泌物に細菌が感染して急激に増殖・化膿すると急性副鼻腔炎になります。

 

症状は黄色いネバッとした鼻水がたくさん出るようになったり、鼻づまりで鼻水が喉に流れ出るようになったり、副鼻腔近くの歯や頬、額が痛くなったり、様々です。

 

鼻の中の炎症が副鼻腔に広がるのはそんなにすぐには広がらないので、風邪の治りかけで鼻水が黄色くなった時に、副鼻腔炎という診断が出ることも少なくありません。

慢性副鼻腔炎

風邪が治り、鼻粘膜が元のようになると、自然口も開通します。

 

そうなると徐々に急性副鼻腔炎も同じように治っていきます。

 

ただ、鼻粘膜の炎症が長引くようなら、自然口はなかなか開通しなくなります。

 

そうすると副鼻腔の中は澱んだままで膿も溜まったままになります。

副鼻腔にたまった膿は、少しずつ粘膜にダメージを与えてしまいます。

 

粘膜が炎症を起して腫れあがると、線毛がボロボロになり、虫食い状態になります。

 

そんな粘膜の状態では線毛運動が十分にできなくなりますから、ますます膿が溜まりやすい状態を作っていき、感染が鼻腔に拡大していきます。

 

鼻粘膜の炎症が悪化すると、今度は副鼻腔に拡大、ということになり悪循環に陥ることになり、慢性化するのです。

 

慢性副鼻腔炎の症状は、鼻づまり、黄色い鼻汁、後鼻漏などは急性副鼻腔炎と同じです。

 

ただ、一般的には急性のものよりも軽度で済むようです。

 

それ以外には嗅覚や味覚に障害が出ます。

 

慢性副鼻腔炎は副鼻腔の炎症が長期化することで起きますが、その原因はウィルス感染、環境汚染、アレルギー、食生活、遺伝的、体質的などの要因です。

 

同じ環境であっても急性副鼻腔炎が慢性化する人もいれば、治っていく人もいますから、完全に解明されてはいないようです。

 

付け足しかもしれませんが、子供の頃は、風邪は放っておけば治ると考えていましたが、そのおかげでひどい目に遭いましたから、やはり風邪でも早目早目に治療をすることをお勧めします。


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